コラム : ●水虫はうつる?家族に感染を広げないためにできる5つの対策
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こんにちは。
鎌倉市、東海道本線「大船駅」東口より徒歩6分の「はつ花皮ふ科クリニック」です。
水虫はなかなか治りにくいイメージがありますが、適切な治療を行えば、治癒率も高くなってきました。
とはいうものの、水虫に感染するとかゆみなどの症状に悩まされるため、家族にうつさないように気を付ける必要があります。
家族に感染を広げないためにできる対策には、どのようなものがあるでしょうか。
水虫は夏になると症状があらわれる方が増え、日本の5人に1人は水虫にかかっているという報告があります。
(参考:日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 「白癬(水虫・たむしなど)」足白癬、爪白癬患者は日本にどのくらいいるのですか?」) >
水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が足の皮膚に入り込むのが原因です。
足の指の間や足の裏、かかとなどに出やすく、小さい水ぶくれができてかゆみや皮がむける症状があらわれます。
また、爪に水虫ができる「爪白癬(つめはくせん)」は、爪が白や黄色に濁って厚くなり、爪の下がボロボロになることがあるので注意が必要です。
治療は、白癬菌の場合は、カビを殺菌する塗り薬を処方します。
爪白癬は、成分をしっかり爪に届けるために飲み薬を出しますので、家族などまわりの人にうつさないように、早めに皮膚科を受診しましょう。
(参考:日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 白癬(水虫・たむしなど)」より) >
水虫を発症している人と住んでいると、うつるリスクが高くなります。
一緒に住んでいる人にうつさないようにできる対策を紹介します。
足をよく洗い、しっかり乾燥させることが大切です。
帰宅後には足を洗う習慣をつけ、指の間まで丁寧に洗い、水分が残らないようにしっかり拭きましょう。
足が蒸れたままだと、白癬菌が増殖する危険性があります。
足に汗をかいたときは靴下を履き替える、靴は乾燥させて毎日同じ靴を履かないようにするのもおすすめです。
毎日清潔な靴下を履きましょう。
指の間が密着しないように、5本指の靴下を履くのもよいでしょう。
また、洗濯と乾燥で白癬菌は除去されるので、水虫に感染している人の靴下と一緒に洗濯しても問題はありません。
バスマットは湿っている場合が多く、直接足に触れるので、同じものを使わないようにしましょう。
スリッパも個人のものを使うようにしてください。
できるだけ家の中を素足で歩かないようにしましょう。
外から帰ってきたら足を丁寧に洗い、しっかり乾かして新しい靴下を履くなど、素足を避けるように注意が必要です。
鎌倉市大船、JR東日本「大船駅」東口から徒歩6分の皮膚科「はつ花皮ふ科クリニック」では、水虫にお悩みの方のご相談を承っています。
水虫を予防できるような生活習慣の見直しもアドバイスいたしますので、お気軽にご来院ください。
日本皮膚科学会認定専門医である女性院長が、地域のかかりつけ皮膚科医として皮膚のトラブルにおこたえします。