はつ花皮ふ科

鎌倉市の皮膚科、はつ花皮ふ科クリニック。大船駅より徒歩6分。
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小児皮膚科

Pediatric dermatology

主な疾患と症状

  • アトピー性皮膚炎
  • とびひ(伝染性膿痂疹)
  • いぼ
  • 水いぼ(伝染性軟属腫)
  • おむつかぶれ
  • やけど
  • みずぼうそう(水痘)
  • 蕁麻疹
  • リンゴ病
  • 乳児湿疹
  • など

小児皮膚科

お子さんの皮膚は大人に比べて薄く未熟で、免疫機能も発達途中のため、非常にデリケートです。アトピー性皮膚炎、おむつかぶれ、水イボ、とびひ、あせもなど、子どもならではの皮膚の病気や症状を診療いたします。お一人お一人に合った治療を行うために、当院では丁寧に診察を行うとともに、わかりやすい説明を心がけています。 アレルギーの可能性もありますので、お子さんのお肌で気になることがありましたら、お早めにご来院ください。

主な疾患と症状

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、口の周りや目のまわり、首 肘、膝などに、かゆい湿疹やじくじくとした赤い発疹が繰り返し出ます。乳児の場合は、湿疹が頭と顔にから、首やひじ、膝などの関節の内側にも広がっていきます。かゆみのある湿疹ができたら、お早めにご相談ください。子どもの皮膚はデリケートで、汗や乾燥で湿疹が悪化しやすいので、保湿剤で皮膚のケアをしっかり行い、塗り薬を根気よく継続して症状の改善をめざします。当院では、保護者の方にも治療の内容をよくご理解いただけるよう、丁寧な説明を心がけております。

とびひ(伝染せ膿痂疹)

とびひの正式名称は、伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)です。あせもや湿疹、虫刺されを掻きこわしたり、すり傷、じくじくした湿疹などに、黄色ブドウ球菌や溶連菌などの細菌が感染して起きます。触ると“飛び火”するかのようにさらに広がり、他の人も感染することがあります。とくに子どもが鼻の穴をいじった手で傷に触ると、感染しやすいので注意しましょう。とびひができたら洗って清潔を保ち、抗生物質の飲み薬と塗り薬を服用します。かゆみが強い場合は、抗ヒスタミン剤を内服することもあります。子ども同士はうつりやすいため、とびひが治るまでプールは避けてください。

いぼ(尋常性疣贅)

いぼは、ヒトパピローマウィルス(HPV)の感染によって発生します。HPVは小さい傷から感染するので、傷を作りやすい手のひらや足の裏、指先などによくできます。いぼは液体窒素による凍結療法で1-2週間ごとに根気強く、繰り返し治療する必要があり、血豆や水疱、かさぶたになることがあります。ウイルス性いぼはなかなかスグに良くならず、治療に痛みを伴うことから、途中で治療をあきらめてしまうお子さんもいますが、当院では、なるべく痛みを抑えながら、通院回数が少なくできるように配慮しております。あきらめずにがんばって完治させましょう。

水いぼ(伝染性軟属腫)

水いぼはポックスウイルスの感染によって起こる、3~15歳くらいのお子さんによく見られる感染症です。2~5mmほどの表面がツルツルした光沢のあるいぼが、手のひらや足の裏以外のやわらかい部位にできます。数ヶ月から1年以上放置して自然になくなることもありますが、掻くとさらに広がります。感染力が強く、タオルや浮き輪、ビート板などでも感染します。とくにアトピー性皮膚炎など皮膚のバリア機能が弱いお子さんは、水いぼの数が少ないうちに、積極的に取っていくことをおすすめします。治療では専用のピンセットで一つずつ除去しますが、麻酔のテープを処置時に用いることで、痛みを和らげることも可能ですので、遠慮なくお申しつけください。

おむつかぶれ

おむつかぶれは、おしっこやうんちに含まれているアンモニアや酵素が刺激となって、肛門のまわりやウエスト、脚のつけ根など、おむつが当たるところに赤い発疹やただれができます。かゆみやヒリヒリとした痛みがあるため、おしりを拭くのを嫌がることがあります。予防には、おむつをこまめに替えて、おしっこやうんちのたびにお尻を清潔に拭き、軟膏やワセリンを塗って保湿してあげることが重要です。とくに下痢を起こしているときは、おむつかぶれになりやすいので、気をつけましょう。症状がひどい場合には弱いステロイド軟膏を使用します。カンジダ性皮膚炎でも同様の症状が出るため、「おむつかぶれだから」と放置せず、まずは小児皮膚科にお越しください。

やけど(熱傷)

子どものやけどは大人よりも重症化しやすいため、緊急を要するケースもあります。やけどをしたら服の上からでもいいので、まず流水で30分程度を目安に冷やします。やけどが皮膚の深部にまで及ぶことを防ぎ、痛みを緩和します。水ぶくれができた場合もなるべく破らないようにしましょう。冷やした後は清潔な布で覆い、アイスノンや氷で冷やしながらご来院ください。「やけどの後、発熱した」などの場合は感染の可能性がありますので、早めに病院を受診しましょう。
治療では、湿潤療法といって被覆材で覆ったり、軟膏を塗布して患部が乾かないようにすることで、キレイに治りやすくなります。