コラム : ●【小児皮膚科】これってアトピー?アトピー性皮膚炎で受診するときに確認したいこと
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こんにちは。
鎌倉市、東海道本線「大船駅」東口より徒歩6分の「はつ花皮ふ科クリニック」です。
「子どもの肌がカサカサしている……」「子どもがいつも肌をかいている」などの症状があると、保護者の方も心配ですよね。
「アトピーかもしれない」と思ったら、お早めに皮膚科にご相談ください。
アトピー性皮膚炎は、お子さん自身もかゆみでつらく、炎症が長く続くと皮膚の色素沈着などを招く恐れがあります。
当院では、保護者の方にも治療内容を丁寧に説明し、根気よく症状の改善をめざします。
今回は、アトピー性皮膚炎を疑って受診されるときに医師が確認したいことをお伝えします。
診察をスムーズに行うためにも、メモなどを書いてご来院されることをおすすめします。
アトピー性皮膚炎に限らず、皮膚科を受診されるときに、以下のことをメモしていただくと、スムーズな診察につながります。
医師の前で上手に説明できる自信がない方や、何か伝え忘れてしまいそうな場合は、メモをお持ちください。
・いつから?
症状が出始めたのはいつごろかをお伝えください。
アトピー性皮膚炎は、症状が出やすいところが、年代によって違います。
・どこに?
2歳ごろまでは、頭や頬、口周りなどの顔あたりから症状があらわれ、ひどくなると首や胸、背中などに広がります。
乳児期を過ぎるとお顔の湿疹は減っていき、首やひじやひざの関節の内側、手首などに症状があらわれます。
(出典:厚生労働省「学童・成人アトピー性皮膚炎の臨床像・病態・経過」より) >
・湿疹の状態は?
皮膚が赤くなっているかや、乾燥しているかなどを教えてください。
ブツブツなのか、ジュクジュクしているのかなどを伝えるためにも、スマートフォンなどで写真をとっておくのもよいでしょう。
・今家でしているスキンケアは?
毎日のスキンケアの方法をお伝えください。
どのような保湿剤を使っているのか、どのタイミングで1日に何回使用しているかなどを教えていただけると適切な診断に役立ちます。
子どもの肌はとてもデリケートです。
アトピー性皮膚炎は、一時よくなったと思っても、汗や乾燥などちょっとしたことで悪くなるケースがあります。
よくなったからと自己判断で薬を中断せず、医師の指示通りに塗り薬を継続しましょう。
JR「大船駅」東口から徒歩6分、祝日も11時半まで診療している「はつ花皮ふ科クリニック」では、皮膚科の専門医である日本皮膚科学会認定専門医の女性院長が、子どもならではの皮膚の病気に丁寧な治療を行っています。
保護者の方にも治療やお薬をわかりやすくご説明しますので、どのようなことでもお気軽にお尋ねください。