コラム : ●たこと魚の目の違いはなに?足の裏にかたい芯がある場合の治療法
Column
Column
こんにちは。
鎌倉市、東海道本線「大船駅」東口より徒歩6分の「はつ花皮ふ科クリニック」です。
足の裏などの角質がかたくなって、皮膚がぽっこり盛り上がる症状をそのままにしていませんか。
「たこかなあ、魚の目かなあ」とは思いながら、「そのうち治るかな」と放置していると、歩くのに痛みを感じるなど生活に支障をきたすおそれがあります。
「たこ」と「魚の目」は区別がつきにくく、原因をはっきりさせないとなかなか治らないケースもあるため、皮膚科を受診して治療することをおすすめします。
たこも魚の目も、同じ場所に刺激や圧力が長期間加わることでできます。
サイズの合わない靴や、長時間負荷がかかるスポーツを続けて症状が出る方に多くみられます。
圧迫や摩擦などの刺激に対して、角質を分厚くして、かたくする皮膚の防御反応のひとつです。
魚の目は足の裏にできることがほとんどですが、たこはそれ以外のところにもあらわれます。
鉛筆を持つクセでできる「ペンだこ」や、長時間の正座でできる「座りだこ」なども「たこ」の症状です。
たこと魚の目は、できる原因は同じですが、症状は違います。
・痛み
たこは痛みはありません。
それに対して、魚の目は押すと痛みがあります。
ですが、たこも細菌感染を起こすと痛みを生じる場合があります。
・できる場所
魚の目は足の裏や足の指のあいだなどにできやすく、痛みで歩くことが困難になるケースもあります。
たこは足の裏だけではなく、生活習慣やお仕事、クセなどによって身体のさまざまな場所にできます。
・患部にみられる芯の有無
魚の目は、角質の中心に芯のようなものがあります。
慢性的な刺激によって増殖した角質がくさびのように皮膚の奥に食い込み、芯になります。
そして神経を圧迫するため、歩くと痛みを感じるのです。
たこには芯はありません。
(参考:日本皮膚科学会「皮膚科Q&A イボとミズイボ、ウオノメとタコ どう違うのですか?」より) >
かたい芯ができる魚の目の場合、くさび状に食い込んだ角質を除去します。
芯の部分が残っていると再発を繰り返してしまうため、きちんと取り除くことが大切です。
たこも、かたい部分を削って、分厚くなった角質を取り除きます。
どちらにしても、自己判断でセルフケアを行うと、悪化させたり、細菌が入って炎症を起こしたりする恐れがあります。
間違えやすい「ウイルス性のいぼ」という可能性もあるので、皮膚科で診断してもらうようにしましょう。
「足の裏にかたく盛り上がったところがある」「足の裏に歩くと痛いできものがある」時には、放置せずに皮膚科を受診しましょう。
JR「大船駅」東口から徒歩6分、鎌倉市大船の皮膚科「はつ花皮ふ科クリニック」では、日本皮膚科学会認定専門医である院長が適切な診断を行い、たこや魚の目などの治療を行います。
症状によって治療法はさまざまです。
当院では、患者様に合った治療方法をご提案します。
また、外的刺激が続く限り、再発を繰り返す可能性があります。
ご自身に合った靴を選ぶことも大切ですが、職業柄決まった靴を履かないといけない方への、足への負担を減らすアドバイスなども行っておりますので、お気軽にご相談ください。