コラム : ●アトピー性皮膚炎とは?ステロイドについても解説
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こんにちは。
鎌倉市、東海道本線「大船駅」東口より徒歩6分のはつ花皮ふ科クリニックです。
当院には赤ちゃんから大人の方までアトピー性皮膚炎の患者さんがいらっしゃいますが、人によって原因や治療法はさまざまです。
そこで今日は、アトピー性皮膚炎と治療薬のステロイドについてお話しします。
アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴う湿疹が良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら慢性的に続く皮膚病です。
湿疹は左右対称に出ることが多く、年齢や人によって異なりますが肘や膝の裏側をはじめ、おでこ、目や口の周り、耳、首、胸、背中などに好発します。
アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能の低下・免疫が過剰反応しやすい体質などの「内的な要因」に、アレルギー物質や刺激などの「外的な要因」が重なって発症します。
外的な要因には次のようにさまざまなものがあり、一つではなく複数が重なってアトピー性皮膚炎を発症または悪化させます。
<アトピー性皮膚炎の外的な要因>
アトピー性皮膚炎の治療は、「スキンケア」「薬物療法」「悪化因子の除去」の3本柱で行います。
アトピー性皮膚炎の治療には、おもにステロイド薬・非ステロイド性抗炎症薬・免疫抑制薬(タクロリムス外用剤)が使用されます。
「ステロイド」と聞くと「副作用」を連想してしまい、使用に抵抗を感じたり、恐る恐る少しだけ使うという方もいるかもしれません。しかし、免疫抑制など注意が必要な副作用は、内服のステロイドを服用した場合のみです。
塗るタイプのステロイドでは、皮膚が薄くなったり、ニキビが出たりする場合がありますが、一時的なので心配いりません。
ステロイドは強さによって5段階に分けられており、大切なのは適切な強さの薬を適切な量で使って、皮膚の炎症をしっかり抑えることです。薬が弱すぎる、少なすぎる、または塗る期間が短すぎると、皮膚の奥に残っていた炎症が再び広がってしまいますので、ステロイドの使用は医師の指示に従うようにしましょう。
はつ花皮膚科クリニックでは、アトピー性皮膚炎の治療にも数多くの実績があります。お一人お一人にあった治療法を一緒に考えていきますので、お気軽にご相談ください。