コラム : ●ブツブツはどうしてできるの? 湿疹の原因
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こんにちは。
鎌倉市、東海道本線「大船駅」東口より徒歩6分のはつ花皮ふ科クリニックです。
湿疹は季節を問わず、そして身体のどこにでも発症することのある身近な皮膚病です。
そこで今日は、湿疹とその原因についてお話しします。
正常な皮膚は、表面のバリア機能が外部からの刺激や異物の侵入から皮膚を守ってくれています。しかし、バリアしきれなかった細菌に感染したり、アレルギー物質に触れたりすることで、皮膚の免疫反応が起こり、かゆみやブツブツなどの症状が現れるのが湿疹です。
症状はさまざまで、皮膚の表面に現れるかゆみ・赤み・ブツブツ・水ぶくれなどを伴う炎症の総称を「湿疹」と呼んでいます。
皮膚を外側から刺激する外的要因には、さまざまなものがあります。
ちなみに、原因が外部からの刺激によるものとはっきりしている湿疹を「かぶれ(接触皮膚炎)」と呼びます。
皮膚そのものの性質や、免疫力を左右する心身の健康状態なども湿疹を引き起こす「内的要因」となります。
アレルギー体質だから、外部刺激を受けやすい。または、外部刺激によってバリア機能が弱っている。など、湿疹は多くの場合、外的要因と内的要因が絡み合って発症します。
原因がわかっている場合には、日常生活から可能なかぎり原因となるものを取り除きます。
たとえば主婦の方に多い手湿疹は、洗剤に直接触れないよう家事の際にゴム手袋を使うだけでも改善が期待できます。
皮膚科では必要に応じてアレルギー検査を行い、アレルゲンをはっきりさせて治療を行う場合もあります。
さらに、症状や部位に応じて外用薬や内服薬を処方いたします。原因がはっきりとわからない場合も、薬で症状を抑えることはできますので、辛い症状は我慢しないで早めに皮膚科を受診しましょう。
はつ花皮膚科クリニックでは、お子さんの湿疹や慢性的に繰り返している湿疹にも適切な治療を行っています。バリア機能そのものを強くするためのケア方法や食事なども、お気軽にご相談ください。