コラム : ●【皮膚科の訪問診療】水虫の放置が招くリスクとは? ~悪化や水疱を防ぐために~
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こんにちは。
鎌倉市、東海道本線「大船駅」東口より徒歩6分の【はつ花皮ふ科クリニック】です。
足のかゆみや皮がむける症状でお悩みではありませんか?
それは「足白癬」、いわゆる「水虫」の症状かもしれません。
介護をされている方に「足の裏がかゆい」といわれ、「少し様子をみよう」とそのままにしてしまうと、症状が悪化し、水疱(すいほう)や感染症を引き起こす恐れもあります。
日本人の6人に一人は足が水虫であるという結果があり、水虫は身近な病気といえるのです。
参照:J-STAGE 日本臨床皮膚科医会雑誌 2024「足白癬・爪白癬の実態と潜在罹患率の大規模疫学調査(Foot Check 2023)第1報」 >
当院では、通院が難しい方への訪問診療を行っており、水虫の治療・予防のアドバイスなども行っています。
水虫とは、「皮膚糸状菌(白癬菌)」といわれるカビの一種が原因で起こる感染症です。
水虫をそのままにしていると、
・痛みや歩行困難
・全身への感染拡大
・家族や周囲への感染
などのリスクが高くなります。
湿気が多い環境を好む白癬菌は、足の指の間やかかと、足の裏などに感染し、次のような症状を引き起こします。
・かゆみ
・皮がむける
・ひび割れや痛み
進行すると水疱ができることがあり、さらに症状が複雑化することがあるので注意が必要です。
水疱は、白癬菌が皮膚の角質層に感染して炎症を起こし、皮膚の内部に液体がたまることで形成されます。
水疱が破れると、そこから「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」といった細菌感染を引き起こすケースもあります。
蜂窩織炎は治療が遅れると、感染が広がり敗血症といった命に関わる状態になる危険性もあるのです。
鎌倉市の皮膚科【はつ花皮ふ科クリニック】では、通院が困難な方に訪問診療を行い、悪化した水虫でも適切に対応できる治療法をご提供しています。
・適切な診断と治療
・ご自宅でのお薬の塗布方法の指導
・足の衛生管理方法など再発予防のアドバイス
などを行っています。
水虫は、早期治療がポイントです。
悪化すると歩行に支障をきたす恐れがあるなど、生活の質に大きな影響をおよぼしますので、お早めにご相談ください。