コラム : ●訪問診療で「たこ」や「うおのめ」を治療 ~専門的ケアで足の健康を守りましょう~
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こんにちは。
鎌倉市、東海道本線「大船駅」東口より徒歩6分の【はつ花皮ふ科クリニック】です。
「たこ」や「うおのめ」は、多くの方が一度は経験する足の悩みではないでしょうか。
「足の裏に固い部分があるけれど、これって何だろう?」と気にしつつそのままにしているうちに、痛みや不快感が生じてしまい、「日常生活に支障が出てしまった……」と感じている方もいるかもしれません。
さらに、病院に通うのが難しい方の場合、適切な治療を受けられず、症状が悪化してしまうケースも少なくありません。
今回は、訪問診療で行う「たこ」や「うおのめ」の治療について説明します。
当院の訪問診療では、足の健康を守るために「たこ」や「うおのめ」のケアを行っています。
「たこ」は、繰り返す摩擦や圧迫を受けることで皮膚が厚く硬くなった状態です。
通常は痛みを伴いませんが、場所によっては不快感を引き起こします。
足裏や指の付け根など、靴との接触が多い部分にできやすいのが特徴です。
一方、「うおのめ」は中心部分が硬く芯のようになっており、神経を圧迫して強い痛みを感じるのが特徴です。
歩行が困難になることもあるので、痛みのある場合は注意しましょう。
特に注意が必要なのは、糖尿病の方です。
糖尿病の方は痛みを感じにくいため、処置が遅れ、傷口が化膿することもあります。
ある調査で、糖尿病の方の「足外観異常(足の形態や見た目に異常が見られる状態)」と「糖尿病神経障害」の実態調査を行ったところ、「うおのめ」の症状が出ている方が15.0%であったという結果が出ています。
参照:J-STAGE 愛知学院大学心身科学研究所紀要第1巻第1号(2009)「愛知県における糖尿病患者の足外観異常と糖尿病神経障害の実態調査成績」p51表3 >
以下のような症状がある方は、訪問診療をご検討ください。
・足のケアがご自身でできず、通院が難しい方
・糖尿病で、足の傷が悪化しやすく、感染症のリスクが高い方
・通院が難しく、たこ・うおのめが原因の痛みで日常生活に支障をきたしている方
訪問診療では、「たこ」や「うおのめ」の治療に対し、以下のような処置を行います。
・専門的な器具を使用して、厚くなった皮膚や芯を慎重に取り除く
・足の形状や靴の状態を確認し、発症の原因を調べ、それぞれに応じた対策を提案する
・再発を防止するために、適切な靴やインソールの選び方、日常的な足のケア方法についてアドバイスを行う
・感染や炎症がある場合には、外用薬や内服薬を処方する
鎌倉市の皮膚科【はつ花皮ふ科クリニック】では、病院への通院が困難な方の皮膚に関するさまざまなお悩みにおこたえするために、訪問診療を行っています。
外出が難しい方もご自宅で治療を受けることができ、症状の悪化を予防することが可能です。
「たこ」や「うおのめ」の専門的な治療を自宅で受けられるので、適切なケアで痛みや感染症のリスクを軽減できます。
足の健康を取り戻すことでQOL(生活の質)の向上もめざせますので、痛みや不快感にお困りの方は、まずは当院までご相談ください。