コラム : ●保湿対策によく使われるワセリンの成分とは?肌にどのような効果があるのか
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こんにちは。
鎌倉市、東海道本線「大船駅」東口より徒歩6分の【はつ花皮ふ科クリニック】です。
「ワセリン」は、薬局でも販売されていますが、皮膚科でも頻繁に処方される塗り薬です。
保湿効果が高く、副作用やアレルギーの心配もほとんどないとされていることから、さまざまな症状に使用されています。
よく使うからこそ「ワセリンって何からできているの?」「どんな効果があるの?」という点が気になるでしょう。
今回は、ワセリンの成分や効果について説明します。
ワセリンは、石油を精製して作られている天然素材の保湿剤です。
お顔はもちろん、デリケートな目の周りやくちびるなどにも使用可能です。
ワセリンは、精製度によって黄色から白色に分けられてます。
黄色は比較的、精製度が低く、不純物を取り除いて純度が高くなると白くなります。
ワセリンには、次のような効果があります。
・油膜を張って水分の蒸発を防ぐ
・外部の刺激から肌を守る
ワセリンを塗ると、肌の表面に油膜を張ることで肌に水分を閉じ込め、保湿効果を高めることが可能です。
お風呂上りには、スキンケアの仕上げにワセリンを塗れば、肌の乾燥を防ぐ効果も期待できます。
また、油膜が外の刺激から皮膚を保護する効果もあるため、おむつかぶれのような摩擦で起こる肌のトラブルにもおすすめです。
ワセリンは、多く塗り過ぎるとベタベタしてしまうため使用量には気をつけましょう。
多く塗ったからといって、保湿効果が高くなるわけではありません。
1gでも2gでも保湿度に差は見られないとされているため、まずは少量を塗り、足りなければ追加するようにしましょう。
(参照:J-STAGE「ワセリン塗布による皮膚保湿時間の検討」) >
JR大船東口から徒歩6分の【はつ花皮ふ科クリニック】では、地域の皆さんのさまざまなお困りごとを診療し、適切な治療を行っています。
患者さんお一人お一人の症状に合わせてお薬を処方していますので、お薬についてご質問などがあればどのようなことでもおたずねください。