コラム : ●くちびる周りにできた水ぶくれってつぶしてもいい?口唇ヘルペスができたときの対処法
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こんにちは。
鎌倉市、東海道本線「大船駅」東口より徒歩6分の【はつ花皮ふ科クリニック】です。
くちびるやお口の周りに小さな水ぶくれができた場合は、「口唇ヘルペス」の可能性があります。
ニキビとの見分け方が難しく、「ニキビだと思ってつぶしてしまった」という方もいらっしゃるかもしれません。
ニキビも自分でつぶすと、ニキビ痕が残ったり細菌が患部に入ったりして悪化させるおそれがあるため注意が必要です。
口唇ヘルペスの場合も、水ぶくれの中にウイルスが存在しているため、つぶしてしまうとウイルスがほかの場所にうつる恐れがあります。
また、周りの人に感染を広げる恐れがあるので、つぶさないように気をつけましょう。
口唇ヘルペスとは、「単純ヘルペスウイルス」というウイルスが原因になって起こる感染症の病気です。
くちびるやお口周りに、かゆみや「ピリピリ」「チリチリ」といった違和感があらわれ、やがて赤く腫れて小さな水ぶくれができます。
口唇ヘルペスは、一度発症すると疲れや睡眠不足などをきっかけに再発を繰り返しやすい病気です。
最初に症状が出たときには、適切に対処するために皮膚科を受診するようにしましょう。
(参照:J-STAGE「ヒトヘルペスウイルス感染症とその治療」Herpes simplex virus〈HSV〉②口唇ヘルペス) >
皮膚科では、抗ウイルス薬と塗り薬を処方します。
薬を塗ったあとはしっかり手を洗いましょう。
また、口元の水ぶくれが気になっても、患部を触らず、清潔を保つようにしてください。
家族やほかの人にうつさないように、食器やタオルなどは別にすることも大切です。
口唇ヘルペスを発症すると、薬を服用してもウイルスを身体から完全に追い出すことはできません。
適切に対処することで、症状の悪化を予防し、周りへの感染を防ぐことが可能です。
症状に気づいたら、早めに皮膚科を受診し、早期治療を心がけましょう。
鎌倉市大船の【はつ花皮ふ科クリニック】では、日本皮膚科学会認定専門医である院長が、適切な診断で症状を改善する治療を行います。
口唇ヘルペスは、ストレスなどで免疫機能が低下したときに再発しやすい病気です。
生活習慣を見直すアドバイスも行っていますので、どのようなことでもお気軽にご相談ください。