はつ花皮ふ科

鎌倉市の皮膚科、はつ花皮ふ科クリニック。大船駅より徒歩6分。
MENU

コラム : 大船での蕁麻疹の診療|はつ花皮ふ科

Column

大船での蕁麻疹の診療|はつ花皮ふ科

突然の発疹やかゆみの原因から治療法まで専門医が詳しく解説します。適切な診断と治療で症状をコントロールしましょう。

突然、皮膚に赤い盛り上がりができて強いかゆみが出る蕁麻疹。突然蕁麻疹が出て驚いたり、何度も繰り返す症状に悩んでいる方も少なくありません。蕁麻疹は適切な治療を行えば症状をコントロールできる病気です。この記事では、蕁麻疹の症状や原因、そして治療について詳しく解説していきます。

はつ花皮ふ科クリニック>

蕁麻疹について

蕁麻疹は、皮膚に突然現れる赤い盛り上がりと強いかゆみが特徴の病気です。

蕁麻疹の症状

皮膚の一部が突然赤く盛り上がり、強いかゆみを伴います。

見た目

  • 虫刺されのような赤い盛り上がり
  • 境界線がはっきりしている
  • 大きさは数ミリから手のひら大まで様々

大きな特徴は、数十分から24時間以内に跡を残さず消えます。

ただし、消えても別の場所に新しく出ることがあります。

2つのタイプ

  • 急性蕁麻疹:症状が出てから1ヶ月以内に治まります。
  • 慢性蕁麻疹:1ヶ月以上症状が続きます。

蕁麻疹は約15〜20パーセントの方が一生のうちに一度は経験する身近な病気です。

蕁麻疹の原因

蕁麻疹の原因は様々ですが、実は多くの場合、原因を特定することが難しい病気です。

蕁麻疹が起こる仕組み

皮膚の中にある細胞から「ヒスタミン」という物質が出ることで起こります。

ヒスタミンが出ると以下の症状がでます。

  • 血管が広がって赤くなる
  • 血管から水分が漏れて皮膚が盛り上がる
  • 神経が刺激されてかゆくなる

原因がわかる場合

蕁麻疹の原因が特定できる場合、以下のようなものがあります。

  • 食べ物:卵、牛乳、小麦、そば、魚介類など
  • 薬:抗生物質、痛み止めなど
  • 刺激:摩擦、圧迫、寒さ、暑さ、日光など
  • その他:汗、運動、風邪など

原因がわからない場合

実は、蕁麻疹の約7〜8割は原因がわかりません。

これを「特発性蕁麻疹」と呼びます。

日本皮膚科学会のガイドラインでも、慢性蕁麻疹のほとんどは原因を特定できないとされています。

原因がわからなくても、適切な治療で症状をコントロールすることができます。

蕁麻疹で受診する目安

軽い症状なら自然に治ることもありますが、以下のような場合は受診が必要です。

すぐに受診してください

次の症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。

  • 息が苦しい
  • 喉が締め付けられる感じがする
  • 声がかすれる
  • めまいがする
  • 意識がぼんやりする
  • 全身に急に広がっている

これらはアナフィラキシーという危険な状態の可能性があります。

早めの受診をおすすめします

次の症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。

  • 症状が1週間以上続いている
  • かゆくて眠れない
  • 何度も繰り返す
  • 市販薬が効かない
  • 生活に支障が出ている

受診時のアドバイス

蕁麻疹は診察時には消えていることも多いです。

症状が出たときに写真を撮っておくと、診断の参考になります。

蕁麻疹の治療

蕁麻疹の治療は、日本皮膚科学会のガイドラインに基づいた方法が基本となります。

基本の治療

蕁麻疹治療の中心は、抗ヒスタミン薬の飲み薬です。

抗ヒスタミン薬の働き

  • ヒスタミンの働きを抑える
  • 赤みやかゆみを改善する
  • 眠気が少ないタイプを使用

患者さんの生活に合わせて、最適なお薬を選びます。

効果が不十分な場合

  • ステップ1:お薬の量を2倍に増やします
  • ステップ2:違う種類のお薬を組み合わせます
  • ステップ3:補助的なお薬を追加します

症状が強い場合は、短期間に限りステロイドの飲み薬を使うこともあります。

治療期間について

  • 急性蕁麻疹:症状が治まった後も1週間程度続けます
  • 慢性蕁麻疹:症状がなくなってから2ヶ月程度続けます

早めに治療を始めると、治りやすくなります。

症状が出たら、早めに皮膚科を受診しましょう。