はつ花皮ふ科

鎌倉市の皮膚科、はつ花皮ふ科クリニック。大船駅より徒歩6分。
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コラム : 低温やけどとは?気づきにくい症状と正しい対処

Column

低温やけどとは?気づきにくい症状と正しい対処

寒い冬、湯たんぽやカイロで暖をとっていたら、翌朝皮膚が赤くなっていたという経験はありませんか。

それは「低温やけど」かもしれません。 低温やけどは体温より少し高い温度のものに長時間触れ続けることで起こります。
「低温」という言葉から軽症と思われがちですが、皮膚の奥深くまでダメージが及び、重症化しやすいのが特徴です。
最初は軽い症状でも、数週間後に皮膚が黒ずんだり、傷跡が残ることもあります。

今回は低温やけどの症状、原因、正しい対処法についてわかりやすく解説します。


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低温やけどとは?普通のやけどとの違い

低温やけどは、医学的には「低温熱傷(ていおんねっしょう)」と呼ばれます。 40℃から50℃程度の「温かくて気持ちいい」と感じる温度のものに長時間触れ続けることで起こるやけどです。

通常のやけどと低温やけどの違い

【通常のやけど】

  • 熱湯や炎など高温のものに瞬間的に触れて起こります 
  • 「熱い!」と感じて反射的に離れます 
  • 皮膚の表面だけが損傷し、比較的軽症で済むことが多いです

【低温やけど】 

  • 温かい程度の温度に長時間触れて起こります 
  • 痛みや熱さをほとんど感じません
  • 気づかないうちに長時間接触し続けます 
  • 皮膚の奥深くまでダメージが進行します

なぜ深いやけどになるのか

低い温度でも長時間同じ場所に熱が加わり続けることで、じわじわと皮膚の奥の方まで熱が伝わってしまいます。そのため、見た目ではわからなくても、実際には深い部分までダメージを受けていることが多いのです。

【発症までの時間】 

  • 44℃:約3〜4時間の接触 
  • 50℃:約2〜3分の接触

「低温」という言葉から軽症と思われがちですが、実際には深いやけどになることが多く、傷跡が残る可能性もあります。

これって低温やけど?よくある症状チェック

低温やけどは初期段階では気づきにくいことが特徴です。 

以下のような症状がある場合は、低温やけどの可能性があります。

初期に見られる症状

▪️主な症状

  • 皮膚の赤み
  • ヒリヒリとした痛み

この段階では「日焼けかな?」と思うような症状で、低温やけどと気づかないことも多いのです。

水ぶくれができたら要注意

やけどから1日程度経つと、水ぶくれ(水疱)ができることがあります。

▪️この時期の症状 

  • 水ぶくれができる 
  • 強い痛みが生じる

水ぶくれができた時点で、すでに皮膚の深い部分まで損傷が及んでいる可能性が高いです。

さらに進行すると

やけどから2週間ほどすると、患部の血流が悪くなって細胞が壊死し、皮膚が黒ずんでいきます。

▪️重症化のサイン

  • 皮膚が黒ずむ 
  • 皮膚の感覚がなくなる 
  • 皮膚が硬くなる

このような症状が出た場合は早めに医療機関を受診してください。

特に注意が必要な方

高齢の方、小さなお子様、糖尿病の方は低温やけどに気づきにくく重症化しやすい傾向があります。

少しでも「おかしいな」と感じたら、早めに皮膚科を受診しましょう。

低温やけどの主な原因と身近な危険物

低温やけどは、冬の暖房器具や防寒グッズを使う際に起こりやすくなります。 特に就寝中に発生するケースが多いのが特徴です。

  • 湯たんぽ、電気あんか
    温やけどの原因として最も多いものです。 就寝時に布団に入れたまま寝てしまうと、同じ部位に長時間接触し続けることになります。タオルやカバーで包んでいても低温やけどになる可能性があります。就寝前に布団を温めるために使い、寝る時には布団から出すようにしましょう。
  • 使い捨てカイロ
    肌に直接貼ったり、ベルトやサポーターで圧迫したりすると低温やけどを起こしやすくなります。必ず衣類の上から貼り、同じ場所に長時間貼り続けないようにしましょう。
  • 電気毛布・ホットカーペット
    一晩中つけっぱなしにすると低温やけどのリスクが高まります。温まったら電源を切るようにしましょう。
  • こたつ
    こたつに入ったまま眠ってしまうと、足や脚に低温やけどを起こすことがあります。
  • ノートパソコン・スマートフォン
    バッテリーが熱くなり、長時間膝の上で使用すると低温やけどを起こすことがあります。

低温やけどは日常生活の中で身近な物が原因となります。 暖房器具の正しい使い方を守ることが予防につながります。

低温やけどの正しい応急処置と対処法<

低温やけどに気づいたら、すぐに適切な応急処置を行うことが大切です。 間違った処置をすると、かえって症状が悪化してしまうこともあります。

すぐに流水で冷やす

  • 患部を流水で冷やす
  • 目安は10分から30分程度
  • 痛みが和らぎ、やけどの進行を抑える効果があります

氷や保冷剤を直接当てるのは避けてください。 冷たすぎて凍傷を起こす可能性があります。

水ぶくれは絶対に破らない

  • 水ぶくれができても絶対に破らない
  • 破ってしまうと細菌が入り込む
  • 感染症を起こす可能性があります

そのままの状態で皮膚科を受診しましょう。

やってはいけないこと

以下の処置は効果がなく、症状を悪化させる可能性があります。

  • アロエや味噌を塗る
  • 市販の軟膏を自己判断で使う
  • 消毒液を使う

水ぶくれができた場合の注意点

低温やけどで水ぶくれができた場合、適切な対処が必要です。 水ぶくれができているということは、すでに皮膚の深い部分まで損傷が及んでいる可能性が高い状態です。

水ぶくれの役割を知る

水ぶくれは傷口を保護する役割があります。自分で破ってしまうと、細菌が入り込んで感染症を起こす可能性があります。

水ぶくれができたときの対処法

水ぶくれができた場合は、以下のように対処しましょう。

  • 清潔なガーゼやタオルで優しく覆う
  • 患部を圧迫しないようにする
  • 速やかに皮膚科へ

無理に服を脱ごうとすると水ぶくれが破れてしまうことがあるので、服を着たまま受診しましょう。

皮膚科を受診する目安

低温やけどは自己判断が難しいため、基本的には医療機関を受診することをおすすめします。 特に以下のような場合は、早急な受診が必要です。

すぐに受診が必要な症状

  • 水ぶくれができている
  • 皮膚が白っぽくなっている
  • 皮膚が黒ずんでいる
  • 痛みを感じない
  • 患部の範囲が手のひらより広い

軽い症状でも油断は禁物

軽い赤みやヒリヒリとした痛みだけの場合でも、低温やけどは時間が経つにつれて症状が進行することがあります。

やけどの深さは受傷当初には判断が難しいため、皮膚に赤みや違和感が生じた段階で医療機関への相談をおすすめします。

迷った場合は、まずお近くの皮膚科クリニックに相談してください。

大船駅近くで低温やけど治療なら

鎌倉市大船の【はつ花皮ふ科クリニック】では、日本皮膚科学会認定専門医である院長が、低温やけどの診療を行っています。

  • 当院での低温やけど治療
    やけどの深さを正確に見極め、患者様お一人おひとりの症状に合わせた治療を行います。
    軽症の場合は外用薬による治療、重症の場合は専門的な処置や、必要に応じて高度医療機関へのご紹介も行っています。
  • アクセス
    東海道本線「大船駅」東口より徒歩6分 駐車場もございますので、お車でのご来院も可能です。
  • 診療時間
    火曜・金曜は19時まで夜間診療を行っております。 祝日も午前中は診療しておりますので、お気軽にご相談ください。


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