コラム : ●市販薬と皮膚科のニキビ治療 何がちがうの?
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こんにちは。
鎌倉市、東海道本線「大船駅」東口より徒歩6分のはつ花皮ふ科クリニックです。
もし、ニキビができてしまったら、どうしますか? また、どうしていましたか?
「自然に治るのを待つ」
「市販薬を塗ってみる」
など、人によって対応はちがうと思いますが、ぜひ「皮膚科を受診する」という選択肢も知っていただきたいと思います。
ニキビは医学的には「尋常性ざ瘡」と呼ばれる皮膚病なので、皮膚科で治療を受けることができ、もちろん保険も適用されます。
そこで今日は、市販薬と皮膚科のニキビ治療についてお話しします。
そもそも、ニキビはどうしてできるのでしょうか。そのしくみを知っておきましょう。
<ニキビができるしくみ>
1と2はどちらが先ということはなく、同時に起きたり、どちらかだけの場合もあります。
このようなニキビができる流れを絶つために、皮脂の分泌を抑えたり、毛穴の詰まりを改善したり、アクネ菌の殺菌したりするなどの治療法があります。
ドラッグストアなどで販売されているニキビ治療薬は、おもにニキビに直接塗って治療する外用薬です。
初期ニキビには、角質を柔らかくして毛穴の詰まりを改善したり、炎症を抑えたりする効果のある外用薬を使ってみるのもよいでしょう。炎症を起こしている赤ニキビには、これらに加えてアクネ菌の殺菌作用があるものを選ぶ必要があります。
もし市販薬を使用する場合は、ご自身のニキビの症状に合ったものを選ぶ必要がありますので、ドラッグストアの薬剤師さんに相談するなど、慎重に選ぶようにしましょう。
皮膚科では、まず丁寧な問診を行います。
ニキビの出ている場所や症状と合わせて、患者さんの年齢、食習慣、洗顔方法、便通、生理周期などざまざまな要素を考慮して、お一人お一人に合った治療薬を処方します。
外用薬だけでなく、皮膚科では身体の中からニキビにアプローチする内服薬を処方することもできます。たとえば、ホルモンバランスを整えたり、皮膚のターンオーバーをサポートしたり、アクネ菌の増殖を抑えるための内服薬やビタミン剤があり、すべて保険が適用されます。
「ひどくなったら受診する」という方も多いのですが、ニキビ跡を残さないためにも、ぜひ初期の段階で受診していただきたいと思います。
市販薬をお使いの方も、2週間以上塗っても改善が見られない場合は皮膚科の受診をおすすめします。
はつ花皮膚科クリニックでは、思春期のニキビはもちろん、大人のニキビにも対応しています。お一人お一人に合ったきめ細やかな治療をいたしますので、お気軽にご相談ください。